Shinya TANOUE

田上 真也

生命の躍動をかたちにする陶

田上真也先生の作品に通底するのは、「躍動感」という言葉に集約される生命のエネルギーです。
掻き落としによって刻まれた無数の線と、どっしりとした量感をもつフォルム。静謐な佇まいの中に、内側から力が立ち上がるような緊張感が宿っています。

代表的なイメージとして知られる澄み切った青の釉調は、大海を思わせる深さと広がりを持ち、作品に圧倒的なスケール感を与えます。一方で近年は、白を基調とした作品や、陶胎に漆を施す新たな表現にも挑戦され、青を起点としながらも表現領域を大きく広げ続けています。

制作コンセプトは「殻」。卵や貝殻、種子の殻――生命を守り、次の段階へと導く存在としての「殻」を通して、誕生や成長、飛翔の気配を土と炎、釉薬でかたちにしてきました。

国内外で高い評価を受け、海外での個展や美術館収蔵も多数。なお進化を続ける陶芸家として、私たち東五六も新作を心待ちにしている作家のひとりです。

陶歴

■ 略歴
1976年
京都府生まれ
1999年
同志社大学 神学部 卒業
2003年
京都嵯峨芸術大学短期大学部 美術学科 陶芸コース 卒業
2006年~2010年
京都嵯峨芸術大学 陶芸スタジオ助手
2010年~2017年
京都嵯峨芸術大学 講師
現在
京都市伏見区にて制作
■ 受賞
2005年
第7回 国際陶磁器展美濃 審査員特別賞
2007年
第19回 日本陶芸展 優秀賞・毎日新聞社賞
2007年
第45回 記念朝日陶芸展 奨励賞
2017年
第11回 国際陶磁器展美濃 審査員特別賞
■ 展示会(東五六)
2018年
田上真也 個展(東五六
2019年
瀬津純司・田上真也 二人展(東五六
2025年
田上真也・橋本満智子 展(東五六
■ グループ展(抜粋)
2009年
Art Fair Tokyo(東京国際フォーラム)
2023年
跳躍するつくり手たち(京都市京セラ美術館

主なパブリックコレクション

・ 京都文化博物館
・ 兵庫陶芸美術館
・ 世界のタイル博物館
・ Minneapolis Institute of Arts(米国)
・ Tweed Museum of Art(米国)
・ Los Angeles County Museum of Art(米国)
・ Phoenix Art Museum(米国)
・ Crocker Art Museum(米国)

Recently viewed