Shinya TANOUE
田上 真也
生命の躍動をかたちにする陶
Shinya TANOUE
生命の躍動をかたちにする陶
田上真也先生の作品に通底するのは、「躍動感」という言葉に集約される生命のエネルギーです。
掻き落としによって刻まれた無数の線と、どっしりとした量感をもつフォルム。静謐な佇まいの中に、内側から力が立ち上がるような緊張感が宿っています。
代表的なイメージとして知られる澄み切った青の釉調は、大海を思わせる深さと広がりを持ち、作品に圧倒的なスケール感を与えます。一方で近年は、白を基調とした作品や、陶胎に漆を施す新たな表現にも挑戦され、青を起点としながらも表現領域を大きく広げ続けています。
制作コンセプトは「殻」。
卵や貝殻、種子の殻――生命を守り、次の段階へと導く存在としての「殻」を通して、誕生や成長、飛翔の気配を土と炎、釉薬でかたちにしてきました。
国内外で高い評価を受け、海外での個展や美術館収蔵も多数。
なお進化を続ける陶芸家として、私たち東五六も新作を心待ちにしている作家のひとりです。