Akira YAMADA

山田 晶

挑戦の赤を、うつわに宿す
- A Bold Red, Shaped into Form. -

山田晶先生の作品を象徴するのは、鮮烈で深みのある「赤」です。

代表作「猩々緋(しょうじょうひ)」は、単なる色彩表現ではなく、器そのものを一つの表現として成立させるために選ばれた、挑戦的な赤。シンプルに削ぎ落とされた造形と響き合いながら、静けさの中に強い存在感を宿しています。

色は一度で完成させるのではなく、幾層にも重ね、焼成を繰り返すことで深みを生み出します。山田先生は色を「色」であると同時に「物質」として捉え、光や見る角度によって表情を変える独自の質感を追求してきました。

その表現の背景には、京都で培われてきた長い文化があります。伝統を固定されたものとして捉えるのではなく、かつて新しかった表現が時を経て伝統となるように、自らも変化し続けることを大切にされています。

近年は漆黒や銀彩にも表現を広げながら、あらためて「猩々緋」の赤を見つめ直し、独自の作品世界を深め続けています。私たち東五六にとっても、今後の展開を楽しみにしている陶芸家のひとりです。

陶歴

1959 京都に生まれる
1983 京都府立陶工職業訓練校 修了
1984 京都市立工業試験場 本科卒業
1994 ビヨンド・ベッセル ― 器の概念を越えて ―(ニュージーランド)
    La Parfum(ギャラリーKUKI
パリ)
2000 松屋銀座(東京)
    国際陶芸交流展(中国美術館
北京)
2001 ギャルリプス(東京)
2005 湖国を彩るやきもの(滋賀県立陶芸の森)
2006 ビヨンド・ザ・ボーダー(シンガポール国立図書館)
2007 SOFA New York(アメリカ)
2012 天満屋広島店(広島)
2014 LIXILギャラリー(東京)
2017 六々堂(京都)
    Eastern Influences(Snyderman-Works Gallery
フィラデルフィア)
2018 天満屋岡山店(岡山)
   (Snyderman-Works Gallery
フィラデルフィア)
2021 「タイル考 ― 陶芸の視座より」(多治見市モザイクタイルミュージアム)
2022 Contemporary Vessel 近藤高弘 × 山田晶(和光ホール

主なパブリックコレクション

滋賀県立陶芸の森
京都市立美術館

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